こんにちは、南国ソテツです。
私が働いてる職場は規模の小さな建設会社なので、営業らしい営業はいません。なので工事の入札はもっぱら現場管理者が行います。簡単に言うと現場の竣工までを任せられる技術者が入札から落札・竣工までの一連の管理をすべて行うって言う、と~ってもハードな感じなんです。ですが、ハードなんですけどデメリットばかりじゃないんですよ。まず、積算の腕は上がります。積算をするので工事の内容が把握でき、入札価格の幅が決められます。なんといっても落札決定の時のあの感じは何とも言えない興奮を覚えますよ。
簡単ではありますが、入札までの一連の作業を記載しますので、興味あったら読んでみてください
工事種類の選定
まずはともあれ、自分(もしくは会社)がどのような工事を受注したらい~のか、どのような内容の工事なら完成及び発注者へ責任をもって納品出来るかを考えてみましょう。
会社は組織です。やみくもに入札して受注しても、「赤字工事だった~」とか「やっぱ自社の専門分野外だった~」では話になりません。ここは社長や幹部職を交えて、会社がどのような工事種類で他社と勝負できるのか、どのような工種なら利益が出せ組織を運営・維持していけるのか、じっくりと議論を重ねる必要があります。
工事の積算
さて、皆さんは「積算」ってご存じですか?初めて聞く方もいらっしゃると思うので、簡単に説明しますと、各都道府県のホームページにある、入札情報サービスや電子入札ポータルサイトや工事を着工する際に作成する設計図や仕様書から施工費や材料費などの合計金額を算出し、工事にかかる総工事費を算出することを言います。
工事の種類や発注時期によって、工種種別や発注単価が変わってくるため公告や仕様書等は一度は必ず目を通し、ミスの無いようかなりの注意が必要です。また積算は工事経験が多ければ多いほど、積算の経験が多ければ多いほど上達し、発注者の考えや積み上げの癖を見抜くことができるようになります。今からでも遅くはありません。自治体によっては 「工事複写」 と言って、入札済の積算内訳を2~3年分、書類1枚程度提出するだけでCDに焼いてくれるとこもあります。まずは自分の考えで積算を行い後に工事複写で積算内訳を請求し、答え合わせを行い自分と発注者の積算のズレを修正する。毎年これの繰り返しになりますが、気が付いた頃にはあなたは積算マスターになっていることでしょう。